ひとつの季節が終わって、新しい季節がちゃんと始まっている。
緑色の風景がどんどん黄色くなったり紅くなったりして、茶色くなって木から葉っぱがなくなっていく。
その景色がまた緑になることを信じなかったことは一度もない。
自然の移ろいを通して、「大丈夫」ということや「なるようになる」というのはもう知っている感覚だけど、その上で、
もっとこの季節の中にいたいとか、この季節は物悲しくてたまらないとか、そういうことをもっと想ったっていい。
言ったって仕方のないことを想ったり言ったりしたら、大人気ないようで残念な気持ちになったりして、
「まぁ仕方ないからいいんだけどね」って付け加えたりしてしまうけれど、
思いっきり仕方のないことを言うときがあったっていい。