2017/08/30

マントラ瞑想会のこと




マントラの決まり通りの唱え方というのは、とてもまっすぐです。


だけどそのマントラを唱えることによって浮かび上がってくるものや受け取るものは、さまざまだと思います。


いろんな抑揚・表情・心情・風景が、それぞれの目に、耳に、声に、心に、体に表れてくる。

みんな日々、楽しみ 苦しみ はっきりしたり 見えなくなったり 好きになったり 嫌いになったり 表現したり 閉ざしたりして生きている。

それが、表れてくる。

私はそれが、愛おしいと思う。





揺らぎの真っ最中は愛おしいだなんて言っていられないけれども、仕舞い込まず、ただどっぷりと揺らげることもまた、とても大切なことと感じます。

どーんと落ち込んでいるあいだや、そのあとに、どんなことの中にも学びや光があることをどこか漠然とでも信じていられたら、少しでも見つけられたら、それがこれまでの癒しになり、これからの大きな支えになってくれると思う。





マントラ瞑想会ではひとつのマントラを学ぶにあたって、

ただ楽しく自由に歌うこと
伝統的な型に触れること
それらを通して感じてみること
自分以外の人たちの感じ方を知ること
コントロールをやめて委ねてしまうこと

色々な要素を織り交ぜています。





さまざまな側面から音や自分に触れていくことで、それぞれがより自分の真ん中に寄り添いやすくなったり、見えにくくなっていたところに優しく光を当てるような時間になったらいいなぁと思います。

まっすぐマントラを学びたい方も、心に触れたい方も、立ち止まって息をつく時間が必要な方も、ぜひいらして下さい*





*****





◯次回のマントラ瞑想会◯
9月10日(日) 16:30〜19:30
「lokāḥ samastāḥ sukhino bhavantu」